仁成航路 第16号 平成17年7・8月

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先日、久しぶりにCDを買いました。昨今、CDを買う人は少なくなり、コンピューターにダウンロードしてアイポッドで聞くのが若者の流行りとか。時代は変わったものです。

3つ買ったCDを車に積んで運転をしながら聞いています。その中で、河島英吾の歌う"龍馬のように" という歌詞が耳に残りました。
『 魂を空に返す時が いつかは来るけど 恋人よ 泣いてすがるな いざ別れの時がきても 人は風でもない 流星でもない まして砂でもない 雲でもない 夜明けの風にたちむかえ 心を斜め十五度に傾けて 嗚呼 龍馬のように 嗚呼 龍馬のように 』 坂本龍馬
この歌を聴いた瞬間、何か勇気がわいたような気分になりました。坂本龍馬が、心を斜め十五度に傾けて歩いていたかどうか解りませんが、凛として威風堂々と歩む様が浮かんできます。話は変わりますが、新聞の片隅に面白い記事が載っていました。すべての動物で一生に打つ総心拍数は共通しているそうです。小さな寿命の短い動物では非常に心拍数が早く、寿命の長い大きな動物では遅くなっています。しかし、人間では五十歳でその回数に達してしまうのだそうです。人がそれ以上に生きているのは神様のおまけであると書かれていました。だから五十を超えた人は、神様がおまけしてくれた残りの人生を大切に生きなくてはいけません。私も五十を超えて数年間、漠然と生きてきたように思います。反省を込めて"龍馬のように心を斜め十五度に傾けて、いざ生きて行かん。"
院 長  依藤 良一