仁成航路 第22号 平成19年4月

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やっと桜が咲きました。今年は、2月と3月が逆転したような気温でしたが、桜の開花はほぼ例年通り4月に満開を迎えます。何故かホッとしてしまいます。

この時期、クリニックでは患者さんとご家族の方に満足度調査をしています。平成15年よりアンケートを実施していますが、一昨年より回収率が徐々に低下してきました。このアンケートの目的は何度もお知らせしていますように、皆様に満足していただける医療サービスが提供できているか、どのような不満を抱いておられるのかを率直に聞かせていただいて、今後の改善を図る目的で行なっております。今回はやや内容を変更し、回答しやすくいたしました。この仁成航路が発刊される頃には、皆様のお手元にアンケート用紙がわたっていることと思いますので、是非ご協力をお願いいたします。

昨年の11月と今年の3月に腎友会主催の集まりで講演させていただきました。
演題名は、"透析医療における医師と患者のコミュニケーション"と"より良いセルフケアが快適な透析生活を作る"でした。いずれも拙い講演でしたが、2つのキーワード(コミュニケーションとセルフケア)は大変重要であると思います。ここに講演の中で引用したスライドを一つご紹介します。
医師と患者のコミュニケーションギャップ
恐ろしいギャップですが、いかにコミュニケーションの確立が難しいかを表しています。
勉強会やバス旅行に加え、ご家族を交えた面談やスタッフレターなど現在行なっているコミュニケーションの確立の場を更に充実させたいと考えております。

今年度はもう一つ "もっと元気になろう"というクリニックの目標を掲げました。セルフケアを通じて体力の増強を図りましょう。皆さんもセルフケアをもう一度見直して下さい。体重管理・食事制限・運動を新たな気持ちでクリニックと一緒に考えましょう。
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最後に一言、安岡正篤の言葉を引用します。
『とにかく人間というものは、栄えようと思ったならば、先ず何よりも根に返らなければいけない。草木でも、本当に健やかに繁茂させようと思ったならば、いたずらに枝葉を伸ばしては駄目で、幹を逞しくし、根を深く養わなければならない。根に返る(=セルフケア)ことが大事である。』
院 長  依藤 良一
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