掲載内容


理事長ごあいさつ

イラスト1

新型インフルエンザの騒動も関西では一息ついた感じです。しかし、どうして発信地が神戸なんでしょうか。このところ呪われた地になっているように思います。幸いなことに今回の新型インフルエンザの毒性は低く、感染による死者は国内では出ませんでしたが、いずれ毒性の強い感染症が襲ってくる可能性は否定できません。マスコミは、空港で完全防御した検査官が帰国した人たちをチェックし、水際で感染拡大を防いでいるという政府のパフォーマンスを連日放送していましたが、反対にまるで新型インフルエンザの恐怖を煽りたてるように見えたのは私だけではないでしょう。いずれにしても秋には、季節型インフルエンザと新型インフルエンザで再び大騒ぎすることになりますから、ひと段落した今のうちに対策をしておきましょう。マスクや速乾性の手指消毒薬の買い置きは是非やってください。
話は変わりますが、今年のクリニック勉強会の特別講演はいかがでしたか?  楽しい事より顔をしかめる事が多い日常ですが、昇先生が講演された“笑い”を生活に取り入れることはとても重要なことと思います。私の愛読する五木寛之氏によれば、今の日本はまさに”鬱の時代“であると述べています。戦後の復興や経済成長盛んな”躁の時代“を経て、百年に一度といわれる世界同時不況や新型インフルエンザの世界蔓延など我々の気を萎えさせる環境と言えます。この様な時こそ“笑い”が必要なんだとつくづく感じます。
今年の3月から吾妻先生に習って、犬を飼いました。毎日、お見送りとお出迎えをしてくれる可愛い犬に心を和ませています。仁クリの求める“ほっとする安らぎ”を思い出させてくれました。多忙な中でも、皆さんに笑顔を提供できるよう仕事環境の整備と意識の改善をしてまいります。

理事長   依藤 良一

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