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つら~い花粉症

暖かくなり草木も芽吹き本格的に花粉が飛び交う季節です。この時期花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか。日本人の4人に1人は花粉症だと言われており、罹患者は年々増加傾向にあります。また統計的に見ても花粉の飛散量自体も増えてきていると言われています。

花粉症のメカニズム

イラスト01

花粉が人の鼻や目の粘膜に付着することによって粘膜にある免疫細胞が花粉を異物として認識し、抗体がつくられます。次に、再び花粉が粘膜に付着すると抗体は肥満細胞といわれる細胞を刺激してヒスタミンなどの化学物質を放出させ、抗原である花粉を追い出そうとします。 ヒスタミンは鼻粘膜の神経を刺激してくしゃみを起こさせ、鼻水で花粉を洗い流そうとします。これによってくしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状が引き起こされるのです。

対策

室内に入る花粉を防ぐ
ツルツルした素材の服を選び花粉をなるべくつけないようにし、家に入る前には衣類や髪に付着した花粉をはたき落とす。お布団を外に干すときは花粉の飛散の少ない午前中に干し、取り入れる際は軽くはたいて掃除機をかけると効果的です。
室内での飛散を防ぐ
花粉は湿気を含むと重くなって落下します。加湿器などを利用し、室内の湿度を上げれば空中での浮遊を防ぐことができます。
体に入る花粉を防ぐ
外出時にはマスクや眼鏡、帽子を着用。マスクの中に水で湿らせたガーゼを中にはさむことによって90%以上の花粉をシャットアウトできると言われています。
イラスト02

花粉症の治療として抗ヒスタミン薬や局所ステロイドの投与、注射やレーザー治療などいろいろあります。最近では自宅でも行える舌下免疫療法(舌下減感作療法)という治療も話題になっています。治療期間は長く、現在はまだ保険適応ではないですが、今後期待がもてる治療法として多くのメディアで取り上げられるようになってきました。日々進化する医療に今後も期待大です!

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