掲載内容


理事長ごあいさつ

イラスト01

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
  さて、今年の干支は羊ですが、干支では『未』と書きます。その由来ですが、『未』は字義が「味」であり、草木の果実がいよいよ熟し、ちょうど滋養溢れた状態になることを指しており、後に羊の字が当てられたそうです。羊はめでたい善良な動物であり、同じ行動をとって大勢で暮らす事から家族の安泰を示し、いつまでも平和に暮らすことを意味しているとのことです。羊にあやかって穏やかな一年を過ごせることを願います。
昨年もいろいろなことがありましたが、私が印象に残る出来事の一つは香港の学生による民主化運動です。一国二制度で辛うじて民主化が保たれている香港で未来のため若者が権力に非暴力で立ち向かっている姿に感動しました。日本の若者にもあのような情熱が沸き起こるでしょうか?年末に突然、衆議院選挙が行われましたが、かねてより日本人は政治への参加意識が低いように思っています。1000兆円を超える借金を抱えながら、年々増え続ける社会保障費にどう対応するか?
政治家任せでは大変なしっぺ返しを食らいそうです。
明治の文豪、夏目漱石は日記の中に次のような事を言っています。『日本は過去において比較的に満足なる歴史を有したり、比較的に満足なる現在を有しつつあり。未来は如何にあるべきか。自ら得意になるなかれ。自ら棄つるなかれ。
黙々として牛の如くせよ。孜々(しし)として(つとめ励む様子)鷄の如くせよ。内を虚にして大呼(たいこ)するなかれ。真面目に考えよ。誠実に語れ。摯(し)実(じつ)(まじめで実直なこと)に行え。汝の現今に蒔く種は、やがて汝の收べき未来となって現れるべし。』

全く現在の日本国民に通じる諫言ではないでしょうか。今年一年、実直に暮らしていきたいと思います。

理事長   依藤 良一

第二仁成クリニック

明けましておめでとうございます。
新年を祝う言葉に限らず、お祝いのことば、祝詞などを賀詞と言うそうです。
新年の賀詞の基本は、謹賀新年、恭賀新年など四文字熟語だそうですが、賀正や迎春など二文字は目上の人には使うのは失礼にあたる様です。相手を選ばずに使用できる無難な賀詞は、明けましておめでとうございます。や、新年おめでとうございます。だそうです。新年、明けましておめでとうございます。と、使いますが、新年は新しい年であり、その年が明けるので、今年の年賀状で使ったとすると、未年ではなく申年を祝う賀詞となってしまう様です。
さて、新しい年になりましたが、年々、時間経過が早く感じられる様になってきました。これは、年齢を重ねると、自分の周囲での様々な刺激が無くなってしまうか、鈍感になってしまうために早く感じてしまう様です。また、物覚えも悪くなりますが、マウスを使った実験で、若いマウスは様々な学習能力があるものの、老齢のマウスになると生命に関わる学習能力以外は若いマウスに劣ってしまうとの報告があります。つまり、無駄な事は覚えないと言う事です。
刺激を感じず、無駄な事は覚えず、過去を振り返らず、未来だけ見つめて今年も早く時間が過ぎる様に頑張りましょう。

院長 吾妻 眞幸

イラスト02

新年あけましておめでとうございます。
今年も皆様が、少しでも安定した療養生活になりますようにサポートに努めてまいります。
「新年のご挨拶をするように」と編集担当者から言われ、上記で終わらせると何とも愛想がないので、いろいろ考えた末、年の初めなので今年の目標を述べてみようと思います。
唐突ですが、私は年明けと共に実年齢が、一歳加算されます。何歳になったか‥は最近どうでもよくなってきました。(ただ考えたくないだけかも…)
しかし、身体は事ある毎に積み重なった年齢を自覚させてくれます。視力・脚力・記憶力等など何かにつけて、「あ~あ~」と思うことがあります。でもまあ歳をとるのは仕方がないことで、それなら上手く歳をとることを考えた方がよいか…と思っています。
それにしても「上手く歳をとる」なんて簡単に言ってもどういう事でしょう?!う~ん‥
難しい…これが今年の課題・目標の一つです。他にもいろいろありますが、限られた紙面上なので省略させていただきます。
ところで今年は「乙未」(きのとひつじ)といわれる年だそうです。前の乙未は昭和30年で当時の社会的情勢から今年は、「変革の年になるのでは」などと言われているそうです。穏やかで優しいといった「ヒツジ」のイメージとは少し違う感じもします。果たしてどのような変革が待ち受けているのでしょうか。
年齢と共にさまざまな変化についていきにくくなるけれど、そこは「年の功」で柔軟な対応ができるようにしたいものです。まあぼちぼち…マイペースで羊の様に穏やか~に頑張ります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

看護師長   松本 一美

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