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患 者 様 か ら の 寄 稿

今回は、腎不全と診断されてから現在までの思いを書いていただきました。
目標を持ち前向きな姿に、「頑張らなきゃ」と改めて感じました。みなさんも何か目標を決め、頑張ってみませんか?

「なんでやねん!自分が腎不全や!」

河嶋 八郎 様

今、67歳 病気をしたことが無いのに、初めて病院で検査をした結果に医師から出た言葉が「腎不全です。クレアチニン3.7です。この病気は治療がありません。」とグラフを書き出して、「この辺で透析です。」ということだった。
「そんな診断を聞くために、長い時間待っていたのではない」と医師に一言言ったのが、腎臓病との出合いである。
それから、脳天気な自分も気になって、インターネットで腎臓専門医を訪ねること7~8ヶ所。そこで又意見の合わない医師の多い事を感じる。そして病人と本当に真剣に話をしている医師が少ないのを痛感する。
その時はまだ自分の体調もよく、腎臓病の薬がないので、もちろん薬も飲んでいない。なので、悪くなっていたのかも。振り返ってみると、若い時は、学生の時は空手部、社会人になっては社内の山岳部に入り、大阪の山岳会にも席を置き、土・日の休日はいつも山行に出掛け夏は北、中、南アルプスへ登山、冬は比良山の雪山練習。山岳会では、ロッククライミングや雪山をピッケルだけで滑る練習をした体力には自信があった。それが治らない腎臓病だと信じられるか?

もう一つ医師の話しで「食事療法で透析を遅らす事が出来る」と、どの医師も同じ事を言うが、データはその通りかもしれないが、タンパク何g、塩分何g、そんな食事を普通の生活をしている人が出来ると思って言うのか、馬鹿らしい。
でも自分が出来る最大、食事に気を付けていった結果が体重18㎏マイナス。すると体調が悪くなり透析導入をはやくしたと、今は思っている。もし自分の思う通りに生活していたら、もう少々透析導入を遅らせたのではと感じている。だから今は医師の話半分、自分の考えを半分と思っている。自分の体は自分が一番わかると思う。
透析をはじめ1ヶ月後、食事も好きなだけ食べられるようになり、食事制限すら気にならなくなったので、「よし 体力を付けるために一度走る事にする」と決めたが、結果は50mほどで息切れがする。走っては歩き、歩いては走りの約3㎞の猪名川の土手を小戸神社をまわり帰った。1ヶ月間走っていることを誰にも話をしないで走っていた。

ある人は腎臓病の人は疲れると腎臓に悪いと言うので、医師に「走るとダメか?」と尋ねると無理しない走りならいいとの事。
あれから4ヶ月間過ぎたが、もう3~4㎞を息切れもしないで完走できる人間の体は素晴しい。練習を継続すれば目標に手が届くと実感する。
次は山に登る目標。夏の北アルプスは燕(ツバクロ)岳―大天井岳―槍ヶ岳―上高地のコースなら長野県の中学生の遠足のコースで、アルプス銀座コースといって道に迷うことはないから、体力さえ付いたら単独で行けると思う。今は岳友もいないので計画だけはしっかりする予定だ。
病気になった為に夢とか目標を持つことを考えた。腎臓病から離れられない人生だから夢とか目標を持っていきたい。このまま走ることが2~3年出来たら、夢はハワイーホノルルマラソンを完走夢みて走りたい。そして実行出来るか寝て透析を受けているか勝負してみたい。
みなさん一緒に走ってみませんか?

イラスト1

日の出 画像

今回、毎朝走っているという猪名川沿いからの朝の風景・朝日を写真で見せて頂きました(^^♪
きれいな朝日を見ながら走ると、とっても気持ちよさそうですね☆

イラスト2

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