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昭和( 裕仁) 天皇の崩御に伴う昭和から平成への改元と異なり、今年の明仁上皇の生前退位による平成から令和への改元は多くの国民から好意的に受け入れられました。これは経済効果も加わり、未来に明るい希望を感じさせる継承だったのではないでしょうか。平成の世は阪神淡路大震災をはじめ災害の多い世でしたが、慰問に赴かれた両陛下のお姿は被災者のみならず国民にも深い癒しの気持ちを与えられました。徳仁天皇と雅子皇后にもぜひ受け継いでいただきたいと思います。
お気づきの方もあると思いますが、天皇の名前には『仁』という字が付いています。これは後令泉天皇( 70代親仁) 以降、126代の徳仁天皇に至るまで主流になっているそうです。では何故『仁』という字が使われるのでしょうか?『仁』とは、慈しむ、親しむ、愛する、諸徳の総称、有徳な人という意味です。
恐れ多くも仁成会は、『仁を成す』という壮大な志のもとに29年前に開業いたしました。奇しくも平成、令和に移ったこの年の6月末をもって、私は理事長( 兼院長) を退任することに致しました。

在任中は、安全・安心を基本とするやさしい医療サービスを心掛けてまいりました。幸運にも恙無く運営できましたことは、一重に患者様や吾妻先生をはじめとするスタッフのご支援、ご協力の賜物と感謝しております。この度の理事長交代が皆様にとりましてより良い施設となるための継承となるように今後も一層努力して参りますので宜しくお願いいたします。

仁成会   依藤 良一

新元号おめでとうございます。皆様、令和でもよろしくお願い致します。
改元では、日常ではなかなか自覚しにくい、時代の節目を実感致しました。前回の改元の時は、私は小学校高学年でしたが、急だったこともあり子供心に衝撃を受けたことを覚えています。今回は事前に通知頂いていたこともあり、「どのような新元号になるのだろう?」と少し楽しみにしながら迎えることが出来、良かったと思います。
テレビ番組では「平成を振り返って」という内容の番組が多く見られました。私事ながら平成を振り返ってみると、少年期から成人し、大学へ入学し、医師となりました。それからはひたすら仕事を勉強しながら、さらに家庭を持ち子にも恵まれ、昨年仁成クリニックへ就任致しました。文字にするとあっさりしたものですが、その中身は様々な喜怒哀楽がありました。大半は嫌な、苦しい、もう二度と経験したくないようなことだったように思います( 不思議なもので苦しい思い出ほど強く印象に残ります)。その中でもなんとか大過なく過ごすことが出来たのは、様々な方々の援助や幸運に恵まれたからだと思います。辛い状況の時は、自分の力のなさを痛感しますが、その中でも解決策を求めて努力を怠らないように精一杯努める中で様々な援助や幸運を授かることが出来たと思います。
平成の時代は自分にとっては、自分自身の素養を磨くことに費やした期間だったと思います。令和の時代となり、なお自己研鑽を怠ることはありませんが、自身の経験や考えを錬磨し社会に還元できるように努めたいと思います。
手近な目標として、「ダイエットの成功」。研修医の頃から約10㎏増量してしまいました…。せめて娘に運動会でカッコ悪い姿を見せないように、それまでにはダイエットを成功させたいとジム通いを始めています。久しぶりにお会いする方には、「見違えた」と言って頂けるように、頑張ろうと思っています。
これからの新時代もよろしくお願い致します。

本年7月から仁成クリニック院長に就任致しました。基本的には先代からの診療を継続していきたいと考えておりますが、一方で各種情報の電子化など、社会情勢からみて今後変化が必要な分野もあります。皆様に少しでも快適に通院頂けるように努めてまいりますので、今後ともお願い申し上げます。

仁成会理事長   依藤 壮史

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