スマホ撮影スポットのご紹介
前号の仁成航路六五号では「今日から使える!スマホカメラ撮影 簡単スキル」と題してスマホカメラの使い方や効果について掲載しました。
今号ではスマホを持って出かけて実際に撮影していただけるようにスタッフお薦めのスポットを紹介していこうと思います。
スタッフが以前に行った、あるいは行ってみたいところで、落ち着くことのできる美術館や屋外の施設を厳選しましたまた、撮影可能な展示物もありますが、美術館内は基本的には撮影禁止です。建物やお庭の撮影を楽しんでください。
まずは地元兵庫県から・・・
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西宮市大谷記念美術館
毎年行われる「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」は子供からお年寄りまで多くの人に楽しまれ、親しまれている展覧会として有名です。
また、水と緑豊かな庭園がこの美術館の魅力で、自由に散策できる庭園には、四季折々の花々が咲き松の緑を背景に楽しませてくれます。 -
淡路夢舞台
淡路島北端に位置する淡路夢舞台は、建築家・安藤忠雄氏グランドデザインによる施設群が、自然と一体となって壮大なランドスケープを創り出しています。静謐な自然に包まれるように、斜面を生かして重層的に構成されているので、変化に富んだ空間を回遊すると、次から次へと新たな視界が開けていきます。その眺めは季節や天候、時間によって多様に変化し、常に異なる表情で訪れる人を迎えます。
また、斜面沿いにつくられた一〇〇個の花壇「百段苑」には、四季折々の花が咲き乱れ、特に春は絶景です。大阪湾を臨む「野外劇場」も、古代ローマの劇場を彷彿とさせるつくりで、ほのかにライトアップされる日没後が何ともフォトジェニック。 -
中山寺
宝塚市で安産や子授けを祈願する場所としてとても有名です。聖徳太子が創建したという言い伝えがあり、日本最初の観音霊場でもあります。境内への入り口となる門の左右には凛々しい仁王像があり、その堂々としたたたずまいは写真によく映えます。
さらに、インスタグラムにたくさんアップされているのが、「五重塔」。二〇一七年に再建されたこの五重塔は、深い青色なのが特徴です。境内には、五重塔を始めとする堂塔伽藍、季節の花々など多くの撮影スポットがあります。
また、撮影された写真を応募すると、ホームページに掲載してもらえることもあるようです。
続いて京都府・・・
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正寿院
夏には、境内に二〇〇〇個の風鈴が釣られ、涼を感じる風鈴まつりが行われることから京都の風鈴寺とも云われています。
客殿には、猪目窓(いのめまど)と一六〇枚の天井画があり、この客殿は、自然に身体を委ねて川や風、鳥のさえずりなどの音を聞いて、私たち人間も我を忘れ、自然の一部であることに気づける場所であってほしいとの願いから、則天去私の一言から則天の間と名付けられています。 -
アサヒビール大山崎山荘美術館
大山崎には、大正から昭和初期に広大な土地を取得した三人の人物がいました。
聴竹居の藤井厚二とサントリー山崎蒸溜所の鳥井信二朗、そしてもう一人がこの大山崎山荘を所有した実業家・加賀正太郎です。彼が造った大別荘と建築家安藤忠雄設計の地中館と山手館からなります。
たくさんの貴重な建築や絵画の中でも特に有名なのが、モネの「睡蓮」。ぜひ原田マハさんの「モネのあしあと」を読んで訪れてみてください。より楽しめると思います。 -
旧竹林庭園
比叡山のふもとにある大津市坂本一帯は、国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。なかでも里坊は、歴史の街・坂本ならではの町並みをつくっています。里坊は延暦寺の僧侶の隠居所で、今も数多く残されています。旧竹林院は、こうした里坊のひとつで邸内には主屋の南西に約三三〇〇㎡の庭園が広がり、二棟の茶室と四阿(あずまや)があります。八王子山を借景にした庭園は、地形をたくみに利用しながら滝組と築山を配し、四季折々の風情をかもし出しています。
そして滋賀県・・・
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佐川美術館
佐川美術館は佐川急便創立四〇周年を記念して開館しました。収蔵作品は日本画家平山郁夫と彫刻家佐藤忠良の作品が中心です。美術館の敷地は大部分が水庭(人工池)になっていて、水の上に浮かぶように見える二棟の切妻屋根の展示館はデザインが高く評価されています。
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メタセコイア並木
農業公園マキノピックランドを縦貫する県道小荒路牧野沢線には、延長約二千四百メートルにわたりメタセコイアが約五〇〇本植えられ、マキノ高原へのアプローチ道として高原らしい景観を形成しています。
春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に美しい景観は、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、訪れる人々を魅了します。 -
室生山上公園芸術の森
世界的に著名な彫刻家、ダニ・カラヴァン氏の想いのもと設計されたこの公園は、自然のすばらしさや、季節、時間の流れを全身で感じることができる、まさに“芸術の森”の名のとおり公園全体が風景彫刻であり、世界に誇れる芸術作品です。ご自身の五感で作品に触れ、自然と向き合い、自然に生かされていることを体験してください。都会の喧騒から離れた、ゆったりとした空間と時間をお楽しみください。
少し遠いですけど島根県
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足立美術館
足立美術館は横山大観をはじめとする近代日本画や北大路魯山人の陶芸などを中心に所蔵されています。また、この美術館には二〇〇三年から一八年連続で庭園ランキング日本一に選ばれている五万坪の日本庭園があります。創設者が日本庭園を通して四季の自然の美を感じてもらい、その感動をもって横山大観などの作品にふれることで、日本画の魅力を理解してもらおうと考えられたそうです。
いかがでしたでしょうか?スタッフからは他にも多くの施設が上がりました。紹介しきれませんでしたが、ご近所から遠方まで写真映えする所はまだまだあります。お出かけする時にスマホやカメラを持って撮影し、仁成航路への投稿をお待ちしています。