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理事長ごあいさつ

イラスト01

新年明けましておめでとうございます。
鳩山政権も4ケ月が経過し、早くもマスコミはいろいろ批判をしています。自民党60年の政権の垢は簡単には落とせません。もう少し長い目で見てやるべきではないかと思います。
昨年は、興味深い出来事が2つマスコミを賑わせました。一つは、鳩山首相の献金疑惑。もう一つは、草彅剛氏の全裸事件です。あまり関係ないように思えるかも知れませんが、私は共通項と相違点を見つけました。共通項は、大きな事件にも拘わらず、国民が比較的寛容な対応を示したことです。起こした事件は、それまでのイメージを大きく覆すものでしたが、鳩山首相に対しては、これまでの献金疑惑と違って企業から裏金として受け取ったもんじゃないし、草彅氏もストレスが溜まっていたのかなと感じる人が多かった為でしょう。しかし、相違点は事件を起こしたその後の対応です。草彅氏はマスコミの前で真摯な態度で謝罪し、謹慎をしてその後芸能界に復活しました。一方、鳩山首相は検察の捜査中であるとの理由で曖昧な対応に終始し、徐々に批判が高まっています。クリニックでも様々なトラブルが発生します。クリニックは勿論、患者さんも含めて草彅氏の対応を見習いたいものです。
正月早々堅い話になりましたが、もう一つの話題。これも政治にまつわる話で、政権交代の象徴として事業仕分けが行われました。“無駄を省く。”を命題に行われ、初めてとしてはそれなりに成果をあげました。そもそも日本人は“もったいない精神”をはじめ無駄を省くことに長けている国民のように思います。その代表として、短歌や俳句があります。自分の信条や季節感を限られた字数に埋め込む文化は、世界に誇るべきものと考えます。その中で、俗人の私は川柳が大好きです。気に入った作品をいくつか引用しますので、頭休めにお読みください。

私の心にグサッとくる作品を選びました。本年も宜しくお願い致します。

理事長   依藤 良一

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