掲載内容


理事長ごあいさつ

イラスト01

とんでもない事が起こってしまいました。この巻頭言を書きながら、被災した透析患者さんの兵庫県への受け入れ方法や準備を行なっているところです。考えられない程、大規模で悲惨な震災です。我々も阪神淡路大震災を経験し、その痛みをより一層強く感じます。
兵庫県透析医会では、もしもの透析受け入れに対し、当日から対応し翌日には県下で400人の受け入れが可能との体制をとりました。(最終的には800名、入院受け入れ200名を超えました)震災のみであれば、復旧、復興が遠くない時期に訪れますが、今回は更に追い討ちをかけるように福島原発の事故が重なりました。直接震災被害のない地域の人々も避難を余儀なくされています。上手く事態が沈静化するのを祈るばかりです。
我々の地域にもジワジワと影響はみられます。薬剤の一部や飲料水、カセットガスボンベ、乾電池といった品物が店から消えています。今後、治療に関して影響が出る際には、皆様に改めてお知らせいたしますので、暫くの間ご協力ください。先日、皆様に災害時の連絡方法と透析条件を記した用紙を配りましたが、“災いは忘れた頃にやってくる。”今回の震災を検証してもっと改善したマニュアルを作成して、今後の南海地震に備えてまいります。
話は変わりますが、4月から年度替りです。当院でも、2名の看護師と技師、事務員各1名の退職があります。入職も看護師2名、技師1名、事務員1名の新規採用が決定しています。
第二仁成クリニックでは、患者数の増加が継続的にあり、更なる増員を予定しています。
また、私事ですが、県下の透析医師や透析施設の集まりで医師会の分科会に兵庫県透析医会という団体がありますが、4月から会長の職に付くことになりました。還暦を迎え、社会へのご奉仕の一環として引き受けることに致しました。今後、多忙を極めることになりそうですが、皆様への診療に影響が出ないよう頑張ってまいります。また、その一環で、毎週水曜日に若手医師(実は私の息子ですが)が、仁川の診療を手伝ってくれることになっています。その他の時間帯にも大学から医師の派遣を要請する予定です。
話は変わりますが、仁成クリニックも設立20年を迎えました。ここまでクリニックが継続できたのも、スタッフの献身的な仕事と患者皆様のご協力の賜物と篤く感謝しております。更に充実した医療を提供できるよう頑張ってまいりますので、宜しくお願い致します。

理事長   依藤 良一

クリニックからのお願い

透析室での携帯電話使用について

周りの患者さんの迷惑となりますので、
マナーモードへの切り替えと、簡潔な通話にご協力お願いします

このページの先頭へ