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海外透析紀行

海外旅行先で透析を受けた患者様にその様子や現地の様子などを語って頂きました。また、写真も提供して頂きましたので掲載させて頂きました。

フランス
フランス写真01
  • ○旅行日程・・・2013年8月10日~18日
  • ○利用病院・・・AMERICAN HOSPITAL OF PARIS

パリは、最高気温25度前後、最低気温15度前後ということで、非常に過ごしやすい一週間でした。
また、パリはメトロが網の目のように張り巡らされているので、どこに行くにも地下鉄を使うと便利ですが、エレベーターはほぼ無いに等しく、エスカレーターにしてもごく一部で、ほとんどが階段です。日本の駅に慣れた身としては、この階段攻撃は時が経つにつれて、結構効いてきます。
また、物価が高いです。日本の1.5倍~2倍というところでしょうか。透析費用に至っては、3倍近いです。
病院の場所はパリの郊外のブルゴーニュの森が近い場所にあります。

フランス写真02

泊まっていたホテル近くのシャルルドゴールエトワール駅からメトロ二号線、三号線と乗り継ぎ、ポン・ド・ルヴァロワ=ベコン駅まで約20分、そこから徒歩で10分、計30分かかりました。
タクシーやバスを使うと、もっと早く行けると思いますが、メトロの一ウィークチケットを使っていたので、全て移動はメトロを使いました。
透析は、午前7時45分からで午前中の間に終わります。
透析用ベッドは、リクライニングシートで、10時頃に食事が提供され、おいしくいただくことができました。
パリ滞在中、計3回の透析を行いましたが、全て問題なく行うことができました。

仁成クリニック M様

イギリス
イギリス写真01
  • ○旅行日程・・・2012年8月11日~19日
  • ○利用病院・・・Hospital of St John and St Elizabeth

ロンドンは最高気温20度前後と、真夏でも非常に過ごしやすいところでした。
評判の悪い食事も思ったほどではなく、おにぎりやお寿司も売られており、十分満足が得られるものでした。
ロンドン市街は地下鉄が網の目のように張り巡らされているので、どこに行くにも地下鉄を使うと便利です。地下鉄は1回の乗車料金が高目ですが、1ウィーク乗り放題チケットを利用すれば、安価に地下鉄を利用することができます。
滞在中は、地下鉄を駆使し、病院の下見、オリンピック観戦、ウィンザー城、ストーンヘンジ、オックスフォード、タワーブリッジ、バッキンガム宮殿等いろんな場所に出かけることができました。
病院の場所はロンドン市街北部の閑静な住宅街の一角にあります。泊まっていたホテル近くのウェストミンスター駅と同じ地下鉄ジュビリーラインを10分ほど北上したセントジョンズウッド駅から徒歩約5分の立地にあり、非常に便利な場所にあります。
病院から数百メートルのところには、ビートルズのアルバムジャケットで有名なアビィロードがあり、昼間はその横断歩道で記念写真を撮るファンで賑わっていました。

透析は、午前7時からで午前中の間に終わるので、そのあとの観光予定が組みやすく助かりました。スタッフの皆さんはもちろん、患者の方々もフレンドリーで、非常に安心できました。
透析用ベッドは、リクライニングシートで、8時過ぎにトースト2枚とミルクティーが提供され、おいしくいただくことができました。
ロンドン滞在中、計3回の透析を行いましたが、全て問題なく行うことができました。

仁成クリニック M様

シンガポール
シンガポール写真01
  • ○旅行・・・ 3泊4日
  • ○透析費用・・・日本円で50,000円ぐらい
  • ○透析について・・・ベッドはリクライニングシート。透析室にテレビがあり、言葉が解らないので画面だけ見て過ごした。コーヒー、クッキーのおやつあり。
  • ○透析で困ったこと・・・病院で検査データが届いていないと言われたが、言葉が解らず(医学用語)非常に苦労した。なんとか言葉の意味が解り、時差が一時間だったため、旅行会社に連絡し、メールで送ってもらったが開始が9時になった。
  • ○シンガポール・・・マーライオン公園から見えるマリーナベイサンズのライトアップがお勧め。物価は普通。カニとチキンライスが美味しかった。
  • ○海外旅行で透析を受けるにあたり・・・旅行会社に血液データを提出しても個人でデータを持参していくと良い。

仁成クリニック Y様

イタリア
イタリア写真01
  • ○7泊9日 透析3回を違う施設で受ける。
  • ○透析費用・・・1日目ローマ:約43,000円(朝5時から透析)。2日目フィレンツェ:約34,000円(朝6時半から透析)。3日目ミラノ:約69,000円(朝7時半から透析)
  • ○透析について・・・ベッドはリクライニングシート。透析室にテレビがあり、言葉が解らないので画面だけ見て過ごした。コーヒー、クッキーのおやつあり。
  • ○透析について・・・3施設ともコーヒー、クッキーが出る。透析室にテレビはなく読書をして過ごした。また、ドクターがとても明るかった。
    今回はシンガポールのこともあり、通訳を付けた。3人とも関西人で、6時間契約をする。それぞれ金額は違う。治療中は透析室には入れないので、待合室で待機してもらった。また、検査データも持参し通訳も付けたので安心して透析を受けることができた。
    *旅行会社の透析ツアーを予約すると人数が集まらないと旅行中止になり費用も高い為、個人旅行にし通訳をつけた。
  • ○イタリア・・・フィレンツェが印象に残っていてフィレンツェ散策、ミラノのドォオモがお勧め。また、ポルチーニのパスタが美味しかった。

仁成クリニック Y様

ドイツ
シンガポール写真01
  • ○旅行日程・・・2013年8月27日~9月3日
  • ○透析日・・・8月28日、31日
  • ○透析費用・・・現金500ユーロ(時価で65,000円)2回目の透析の後に支払う。
  • ○透析施設について・・・2名から4名の収容の部屋が15部屋ほどある施設で、1部屋に1名の担当看護師が、穿刺、状況監視等を実施。
  • ○1回目の透析について
    リクライニングシートで、2人部屋でこの日は1人で使用。
    食事・・・私は頼んでいなかったのですが、食べている人もいるようでした。水を適当に飲むように言われましたが、私は飲みませんでした。
    言語・・・医師は英語を話せたのですが、看護師はドイツ語しか話せず身振り手振りの会話となりましたがなんとかなりました。
    透析・・・穿刺は初回と言うことと平日だったので医師が行いました。透析の時間は朝の7時から。雰囲気は良かったです。透析中は赤いランプが頻繁につき、看護師数人が入れ替わり立ち替わりで面倒よくしてくれました。みんなニコニコと笑顔を絶やさないで接してくれました。
    血圧は30分おきに自動で計測し、透析機械の表示部を患者側に見せるようにしていました。赤いランプがつかないように、姿勢を変えたり腕の位置を変えたりと自分なりに工夫して時間を過ごしていました。止血は任せろということでしたが、なかなか止まらず、最後には分厚いガーゼを当て、止血バンドをして、その上から包帯でぐるぐると巻かれ終わりだと帰されました。テレビはありましたが、部屋に1台の共有で、もちろんドイツのTV放送でした。
  • ○2回目の透析について
    ベッドで4人部屋でした。
    透析・・・穿刺は看護師でよく慣れているようで上手でした。この日は赤いランプは1度もつかず最後まで順調に透析ができました。止血も日本でやっているように自分でできると言い、簡単に終わりました。
  • ○海外透析をするにあたり注意すべきこと・・・予約をして、日本からも透析の状況を事前に通知しているにもかかわらず、現地施設では情報が伝えられてなく、透析の時間や血液流量等主要な情報を改めて伝える必要があります。今回は事前に送った資料を持参していたため、比較的スムーズに伝達ができました。それでも英語だったので、看護師さんは少し解読に苦労していたようです。初回は水をどれくらい引きたいかと訊ねられ、3リットルと適当に答えましたが、心づもりが必要です。2回目は初回の後に計った体重を元に計算していました。今回は、事前に通知されている施設と現地の施設名が異なっていたので、初めて行く時には、もし時間があれば事前に施設等を確認しておくとよいかもしれません。
  • ○旅行について・・・今回は透析を始めて初の海外ということもあり、同じ施設を使用することにしたため、ライン川沿いの古城やワインの産地を巡るのを中心に旅程を作りました。経済的には安定しているドイツなので物価は日本とあまり変わらない水準だったと思います。ワインは安くておいしかったです。食べ物は予想通り、ソーセージとジャガイモが主たる事が多くチキンや骨付きポークやウィンナー、シュニッツェルもあります。値段はリーズナブルですが、量は日本人には多めでいつも残していました。

仁成クリニック M様

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