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こんな本どうです~?

昨年からのコロナウィルス感染症に伴い、今年も自宅で過ごされる時間が多くなることと思います。自宅でできる事の一つとして、読書は定番ですよね。多くの書籍の中から、読みたい本を選ぶ時、ついつい好みのジャンルに偏ってしまいがちではありませんか?たまには「騙された」と思って他人の紹介する本を選んでみられるのも面白いかもしれません。
ということで今回はスタッフの「お勧めする本」をチラッとご紹介します。

『イワン・デニーソヴィンチの一日』
著者 ソルジェニーツィン

些細な政治的発言によって、悲惨極まる強制収容所に入れられたデニーソヴィンチ。彼の一日は、マイナス30度、酷寒の朝5時から始まります。強制労働の合間に小金を稼ぎ、昼食のおかゆは大目にゲット。看守の目を躱しつつ点呼をクリア。「ああ、今日も良い一日だった。」と就寝。どんな境遇にあっても、ほんの少しの良いことを探して生きていければ明日もきっと頑張れる。そう教えてくれる一冊です。希望とユーモアにあふれ、とてもロシア文学とは思えない作品です。

『雑談の一流、二流、三流』
著者 桐生 稔

家族、友人、職場の人たち・・・。毎日誰かと雑談していますよね。仲がいい人との会話は弾みますが、たいして仲が良くない人との会話はどうでしょうか。何を話していいかわからない。会話が続かない・・と悩んだことはありませんか?
この本は、会話の広げ方・相手のほめ方・話題の作り方など、読んだ次の日からすぐに使えるポイントがたくさん盛り込まれています。雑談したくなくてもしなくてはならない状況もあると思います。そんな時にこの本の知識があれば怖いものなしです。ちょっとした知識として持っているととても重宝しますよ。

『ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと』
著者 鎌田 洋

ディズニーランドで務めるキャスト三人の物語で構成されています。それぞれ家族に対して問題を持っていますが、ディズニーのホスピタリティや教えに触れ、気持ちが変化していき、家族の関係が良好になっていくという物語です。3人の物語を通して、ディズニーがなぜ日本で一番『ありがとう』が生まれる場所なのか、人と人とのつながりがいかに大切か、人間の本当の『あるべき姿』とは何なのかを教えてくれる作品です。人と人が認め合い、褒め合い、許し合うことで、もって生まれた本来の姿に戻れるとこの本では表現されています。心が少し荒れた時、やさしさに触れたいときにお勧めする一冊です。

『夢をかなえるゾウ』
著者 水野 敬也

二〇〇七年飛鳥新社から刊行され、ベストセラーとなった小説仕立ての自己啓発本です。主人公である「ガネーシャ」は、インドの神様なのに、関西弁を喋り、課題の実践だけでなくお笑いや食べ物に厳しいといった変な神様です。この神様に出会ったうだつの上がらないサラリーマンが、ガネーシャが出す課題(著名人が実際に行っていた日常の習慣)をクリアして自信を取り戻し、変化していくストーリーは、読者に元気を与えてくれます。また、文章が関西人にはとても面白い表現になっていて、笑いながら学べる本でもあります。
ガネーシャの教えを実践するかどうかは別として、笑えるだけでも健康に良いと思うのでお勧めしました。ちなみ二〇二〇年にシリーズ四作目が刊行されました。

『ずーっとずっとだいすきだよ』
著者 ハンスウィルヘルム

この作品は愛する者との死別がテーマの幼児向けの絵本です。命に向き合う・死と寄り添うとはどういうことかを考えさせられ、人や動物に愛を注ぐ心の大切さを今一度気づかせてくれます。相手が人であれ動物であれ「好き」という気持ちを直接言わなくても分かってくれていると勝手に思ってしまいます。でもそれを伝えていたかどうかで失った後の心のありようは全然違ったものになるということを教えてくれます。自分の思いをきちんと言葉にし、相手にしっかり伝えることの大切さをこの絵本を読むたびに思い出します。

『日日是好日(お茶が教えてくれた15のしあわせ)』
著者 森下 典子

この本は著者の自伝エッセイです。25年間週一回通い続けている茶道教室で気づいていったことが1章5に分けられて書かれています。長年のお稽古を通して、心の安らぎを得たり、新しい発見をしていく様子などが心に残る作品です。

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