穿刺時の痛み軽減

透析治療をするにあたって、ほとんどの方が穿刺をしています。その際の痛みをストレスに感じている方が多いと思います。そこで、痛みを少しでも和らげる麻酔薬がありますので、知っている方も多いと思いますが、主に使用されている麻酔薬を紹介させていただきます。
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ペンレステープ / リドカインテープ
穿刺時の疼痛の緩和、皮膚レーザー照射療法時の疼痛の緩和、伝染性軟属腫摘除時の疼痛の緩和などに使用されます。注意すべき副作用として、発赤、そう痒、接触皮膚炎、ショック、アナフィラキシー 、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意などがあります。使用方法は、穿刺予定部位に約30分間貼付することが推奨されています。
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エムラクリーム
穿刺時の疼痛の緩和、皮膚レーザー照射療法時の疼痛の緩和などに使用されます。注意すべき副作用として、紅斑、蒼白、潮紅、錯感覚、皮膚硬結、皮膚そう痒症、ALT増加、疼痛、ショック、アナフィラキシーなどがあります。使用方法は、穿刺予定部位に10ヘイホーセンチメートルあたり本剤1gを、密封法により約60分間塗布します。なお、1回あたりの塗布量は10gまでとし、塗布時間は120分を超えないようにします。
各麻酔薬の比較
各麻酔薬の効果を比較してみました。ペンレステープとリドカインテープは麻酔効果のある成分として、どちらもリドカイン18mgが使用されており、成分的にほとんど違いはなく、麻酔の効果はほとんど同じと思われます。テープの粘着性や貼付中・剥離時の皮膚感覚、使用感に違いがあります。肌の弱い方やかぶれがある方は長時間貼ることに注意が必要です。
また、皮膚の状態で麻酔の効果が変わります。皮膚の乾燥が強いと効果が下がるため、乾燥が強い場合は37℃くらいの精製水をガーゼ等に湿らせ、貼用部分の皮膚に5分程置き、水分処置を行ってから貼用すると効果が上がります。
一方、エムラクリームはリドカインとプロピトカインという成分が使用されており、ペンレステープやリドカインテープより麻酔の効果が強いようです。
次に、各麻酔薬の使用方法について比較してみました。ペンレステープとリドカインテープは一般的なシールと同じような構造で、短時間で簡単に貼ることができます。一方、エムラクリームは密封法(皮膚にクリームを塗って、その上からクリームがはみ出ないようにテープを貼る)でしないといけないので、時間と手間はかかると思われます。

まとめ
麻酔効果に個人差があることや、皮膚が弱い方はかぶれてしまったりすることもありますが、この機会に自分に合った麻酔薬を探してみてはいかがでしょう。
※各テープの説明は全て記載できていせんので、詳細が気になる方は各テープの添付文章を参照してください。