国民病ともいわれる花粉症

花粉症の日本人のアレルギー性鼻炎の有病率は年々増加し、この20年で1.5倍の49%、花粉症は約2.5倍の39パーセントにもなっています。
しかし、適切な治療を行っていないため、花粉症の症状を悪化させてしまったり、生活の質(QOL)の低下が長引く方も多くいます。花粉症は仕事や家事効率の低下のみならず、学力、成績、記憶力の低下を指摘する研究調査もあり、早期に治療し、重症化させないことが重要です。
花粉症かな?と思ったら

花粉症の症状を和らげるといわれるツボ


さっそく実践!花粉症に効くツボ
- 鼻炎症状には「合谷」
- 「合谷(ごうこく)」のツボは、鼻炎の症状を改善させるだけでなく、目の疲れなどの顔面部の症状によく用いられ、効果的です。
合谷は、手の甲側で親指と人差し指の骨が合流するところで、やや人差し指寄りに位置します。反対側の親指を使って、人差し指に向けて押してみましょう。 - 鼻水や鼻づまりに即効性がある「迎香」
- 鼻水や鼻づまりに効くツボが「迎香(げいこう)」です。合谷と同じく、鼻を通る「手の陽明大腸経」という経絡上にあることで知られています。
位置は、小鼻の脇のくぼみ。人差し指で押すと、鼻づまりの改善を促します。即効性があるので、覚えておくとよいツボのひとつです。 - 目の充血やかゆみに効果を発揮する「晴明」
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「晴明(せいめい)」は目が充血したり、かゆくて仕方がなくなったりするなど花粉症の症状がつらいときに、効果を発揮するツボです。晴明の位置は目頭と鼻の間で、目頭から2㎜くらい鼻に近い場所です。人差し指、または、中指を使って、鼻のほうに向けて押してみてください。

- 耳ツボ「外鼻」「内鼻」にも注目!
- 花粉症に効くツボは顔だけに限りません。耳珠(じじゅ)と呼ばれる、外耳道(がいじどう)の入り口の出っぱり部分にある「外鼻(がいび)」や「内鼻(ないび)」と呼ばれるツボも、鼻炎症状がある場合にはおすすめです。
それぞれ単独では押しにくいので、耳珠をつまむようにすると、外鼻と内鼻の両方を刺激することができます。
