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地震から命を守るために!日頃からできる備え

ここ数か月、兵庫県南東部で震度3以上を観測した回数は5回以上になります。
1995年には阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年には2度も規模の大きい地震が襲った熊本地震、2018年には北海道胆振東部地震など被害が大きな地震が起こっています。

災害はいつ起こるか分かりません。特に地震は発生から被災までの時間が短く、その予想も難しいです。それでも、日頃から“災害に遭ったら?”と想像し、準備や対策などの備えを行うことが非常に大切です。
いざという時に慌てずスムーズに行動できるよう、日頃からの備えをいくつかご紹介します。

家の中、部屋の中の危険を減らしておく!!

まず、大きな家具は転倒防止の器具を使用し正しく固定しましょう。
棚の上など高い所には物を置かず、上に軽いもの、下に重いものを収納するようにしましょう。

窓ガラスなどの大きなガラスには、透明の飛散防止フィルムを貼っておくと効果があります。カーテンを閉めておくだけでも効果はありますので、就眠時にはカーテンは閉めるようにしましょう。

寝ている場所の近くには、スリッパやスニーカーを置いておきましょう。ガラスの破片や床に散乱したものを踏まないようにするためです。

メガネや携帯電話、非常用持ち出し袋も枕元に置いておくようにしましょう。

非常用持ち出しバック(防災バッグ)の準備をしておく

揺れがおさまった後、安全な避難場所に移動する時にすぐに持ち出せるよう飲料や食料を含め非常用持ち出しバッグ(防災バッグ)を準備し、詰めておく必要があります。
特に大きな地震では、電気やガス、水道などのライフラインが止まることがほとんどです。飲料水は保存食などを備蓄しておくことが必要とされます。
基本的に直接飲用する水は一人あたり1日1リットル必要で、調理などに使用する飲む以外の水も含めると3リットルほど用意することが推奨されています。
3日分となると9リットルの用意が必要となります。
さらにトイレを流すための生活用水などの必要なので、日頃から水道水を入れたポリタンクの用意やお風呂の水を張っておくなどの備えもしておくとよいです。

災害伝言ダイアルを活用!!

震災後に被災者に実施したアンケートで一番困ったこととして
1位、トイレ用水 2位、水と飲料、3位に電話の不通があげられます。

震災時は固定電話・携帯電話両方とも繋がりにくい状態になります。
透析の患者様は特に透析ができるのか、不安になられると思います。クリニックに電話しても繋がらない状況で、慌ててパニックにならないためにも、災害伝言ダイアルを活用してください。
仁成クリニックでは年2回、災害用伝言ダイアル(171)の利用方法をご案内しています。災害用伝言ダイアルでは、クリニックの透析状況を確認することができます。次回は9月15日を予定しています。災害伝言ダイアルの存在は知っていても、実際にどうやってかけたらいいのか分からないと慌ててしまうことになります。
実施日が近づきましたら、案内用紙を配布しますので、万が一の災害に備えて伝言ダイアルの練習をし、スムーズに確認ができるように準備をしておきましょう。案内用紙はなくさないように、電話のある場所など目につく所に貼っておくようにもしましょう。

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