院長あいさつ 医療部門 技士部門 各委員会より 海外透析 追伸
 

看護師長  松本 一美

私がクリニックに就職して半年が経とうとしています。患者様にとってより良いクリニックになるよう安全・安心・安定を目標に下記のような業務改善に取り組んで居ります。ただ、残念な事に期せずして職員の退職が度重なり、改善した事も十分機能できない状態になっています。職員数の減少に加え長年務めた職員の退職が、患者様にも大きな不安を与える結果となってしまい、申し訳なく思っております。もちろん現在の職員数が適切と考えているわけではありませんし、今までの歴史の中で培われた安心感や信頼感は、現在の職員が努力したからと言って維持できるものではありません。今後さらに皆様からのご意見に耳を傾け、職員の知識・技術や定着率を向上させる事で少しでも安心感や信頼感の回復につながるように努力するつもりですので、今後とも宜しくお願い致します。           
一、業務の見直しと変更
少しでも業務の繁雑化を少なくし、患者様に余裕を持って対応できるように下記のような業務の見直しと変更を行いました。
・ 8時勤務者を技士1名に看護師1名を加え現在は、2名で準備を行っています。
透析前の準備が入室時間に間に合わないことが多く、除水計算が穿刺に間に合わないような状況でした。患者様が入室される時間に少しでも余裕を持って対応できるように準備業務を変更しました。
・ 回収担当者の設定
従来の回収は、担当者を決めていなかった為、時間的効率が悪く繁雑化し、回収時間の遅れ等につながっていました。現在は、リーダー看護師が事前に回収者を決定し、少しでも時間的ロスを少なくし、緊急の回収にも備えられるように心がけています。
・ 記録物の見直し
伝達ミスを予防する為、種々の記録物の改訂や保管に関する検討を実施中です。
・ 業務効率向上のための検討
最も業務が繁雑化する時間(針刺・回収や午前・午後の入れ替えなど)に余裕を持たせるため休憩時間の分割やスタッフの導線を少なくする為の検討を行い、血糖測定器の変更や洗浄器の購入を行いました。
二、ベッド配置検討
患者様にもご協力いただき、有難うございました。患者様の透析時間によって、ある程度ベッドの固定化については患者様それぞれがご満足いただく事は非常に難しい事ですが、もし不都合がございましたらその都度、検討させていただきますのでお申し付けください。
三、受けもち制の実施
現在は、患者様個々に「受け持ち看護師」といった担当者がいない状況です。患者様お一人お一人の状態を長期的に看て、療養生活上の問題や悩みを責任持って一緒に考え、よりよい方法を検討する担当看護師が必要と考えています。そこで受け持ち看護姿勢を取り入れるため現在準備中です。
以上簡単ですが、現在までの実践報告をさせていただきました。こういった業務等の変更は、最終的に患者様が満足していただける事が重要ですが、至らないところがまだまだあります。お気づきの点がございましたらいつでもお声を掛けていただければ幸いです。