院長あいさつ 医療部門 看護部門 技士部門 海外透析 追伸
 


看 護 業 務 改 善 委 員 会
現在、浅田(委員長)、矢木の2名で活動しています。主な活動は、日頃行っている業務の見直しをし、少ないスタッフでも患者様が安心して治療をうけられるように心がけています。
お気づきの患者様もいらっしゃるかもしれませんが、8月より透析記録を新しくしました。改善前と改善後で大きく違うのは、体重の計算がしやすくなり衣服ひきの計算忘れがなくなりました。時間の経過が一目でわかり、患者様の状態を把握しやすくなった事で、血圧の降下時や下肢つり時等の透析中の変化の対応が早く出来ることなどの利点があります。
まだまだ、改善しなければならないところが沢山ありますが、コツコツと少しづつ変えていきたいと思います。何かお気づきの事があればどんどん言って下さい。
 
 

医 学 管 理 委 員 会
 
 
日々進歩する透析医療に対応する為、学会出席と共に月1回の定期的なスタッフ勉強会を開催しています。
透析療法を受けられている患者様にとっては、透析中ハプニングが生じる事は非常に不安を感じられると思います。災害は、時と場所を選ばす突然にやってきます。今回は、台風や落雷などによって生じる可能性のある停電についてスタッフ全員で訓練を行いました。
 停電が発生した場合、バッテリー運転により血液ポンプのみを動かす事が出来るようになっています。一時的な停電であれば、血液回路内の凝固を防ぐ事ができて停電復旧後に透析を再開できますが、復旧ができなければそのまま終了する事になります。この一連の操作を安全にスタッフ全員で、停電時迅速な対応ができるよう今後も訓練を積み重ねていく予定です。
 
 
医 療 事 故 防 止 対 策 委 員 会
 
 

医療事故防止対策委員会は、B型肝炎、C型肝炎の院内発生や透析中に起こる医療事故を防止し、安全かつ適切な医療の提供体制を確立することを目的として設立された委員会です。医療事故を防止するためには、職員1人1人が事故防止の必要性・重要性を、病院及び自分自身の課題として認識して事故防止に努めるとともに、事故再発を防止する体制の確立を図ることが重要であると考え
ています。
そのため、事故発生時に適切な対応が出来るよう報告経路を定め、医師からの指示を仰ぐことにより二次的事故の発生を防止することを目的としたシステムを作っています。これらの対応を終えた後、事故当事者もしくは発見者が*インシデント・アクシデントレポートを記入し、スーパーバイザーを通し院長に提出し、・どうしてこのような事故が発生するのか、どうすれば事故を未然に防ぐことが出来るのか・ 等の改善策を定期的なカンファレンスにて検討し、日々の事故防止対策の強化充実を目指しています。

*当院でのインシデント・アクシデントの定義
インシデントとは、重大な事故には至らなく、未然に防げたようなことを指す。例えば、透析後の注射指示をわすれたとか造血剤の量やヘパリンの中止を忘れた等。アクシデントとは、ミスを犯したことにより医師の治療が必要になった場合をいう。

次に平成十一年十月から平成十五年八月にかけて提出されたインシデント・アクシデント件数を表1に示します。
・ 表1は、年度毎の月別件数です。
・ 平成十四年の総報告件数が非常に多くなっていますが、当院の医療改革により九月からインシデントレポートの報告形式の変更を行なったことで今まで報告されなかった些細なミス、あるいは、ミスには至らなかったがハッとした出来事を何でも報告したため、四一〇件という目を疑うような数字となりました。しかし、幸い現在までアクシデントに至った報告はありません。報告基準等が各年度で異なる為、単純に数字のみを比較することは出来ませんが、職員の意識改革により平成十五年度の報告は減少傾向にあります。・人間は誰でも間違えるものである・ それは医療従事者とて同じ事です。しかしながら我々は生命に関わる業務を行なっています。安全に治療を行なうためには、たとえミスが発生したとしても、それをいち早く発見し対応する。そして同じミスを繰り返さない、繰り返させない環境を作り上げていく事がわれわれの重要な課題です。今後も安全なシステムを構築し、安心して透析を受けていただけるよう頑張って行きますので宜しくお願いいたします。
次号には、各々の事故内容をご報告させて頂きます。

 

 
 
表1 インシデント・アクシデント件数
 
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
H11
 
 
 
 
 
 
 
 
 
25
5
9
39
H12
11
6
10
0
10
35
9
2
5
9
3
6
106
H13
4
6
7
11
15
8
9
7
9
14
10
8
108
H14
15
23
12
20
16
19
19
18
99
85
57
27
410
H15
/
/
6
14
16
12
10
13
 
 
 
 
71

 

 
 

管 理 業 務 改 善 委 員 会
 
 
委員会ではコミュニケーションの改善をテーマに日々取り組んでおります。クリニックの様々な情報を『仁成航路』『ホームページ』等を通じて公開しています。
患者様に読んで頂くだけではなく、患者様にも紙面にご参加いただきクリニック→患者様、患者様→患者様、患者様→クリニックと、すべての人に情報提供できる、誰でも参加できる『仁成航路』を目指しています。今後も多くの方のご参加お待ちしております。
また、クリニックの事務として少しでも患者様に院内を快適に過ごして頂く為、週1回のスリッパの消毒、朝・夕の更衣室内の清掃等実施しています。行き届いていないところも沢山あるかと思いますが、お気づきの事、不都合な事ございましたら受付へお声を掛けていただければ幸いです。