はじめに、医療事故防止対策委員会の主な活動は、中間報告でも述べましたので省略させていただきます。 次に今年度の月別事故報告件数を表1に、項目別を表2に示します。(青が平成16年度、黄が17年度です)事故報告件数の総数は92件(3月1日現在)で、昨年度の同時期に比べ4件減少しています。事故報告件数が少ないながらも減少した要因は、次の様なことと考えています。 一つ目は、インシデントレポートの項目欄を変更し、毎年多く報告されている機械操作やその他などの項目をもう少し具体的にし、数値化することで対策を立てやすくしたことです。二つ目は、各スタッフの年間目標を T事故報告件数の減少と掲げた者が多く、昨年度以上に事故防止に対するスタッフの意識が高まったことです。三つ目は、委員の増員と毎月の委員会の開催で、事故の対策をコンスタントに行い、スタッフへの事故の傾向などの情報提供や注意を喚起する事等がよりスムーズに行なえたことなどです。 しかし T確認不足によるミスを減少させ事故報告件数を半減させる″ことを活動目標のひとつに掲げていた事を考えると、とても満足のいけるものではありません。また表2の項目別事故報告件数を見ても分かりますが、事故報告件数が増加しているものもあります。これらについては、引き続き対策を検討し、来年度はきちんと減少させたいと考えています。 最後になりましたが、これらの結果にはまだまだ満足できるものではなく、患者様には日頃からご迷惑をお掛けしています。毎回同じことを言っていますが、スタッフ一同事故防止の重要性を心に刻み頑張りますので、これからもよろしくお願いします。